2013年6月10日月曜日

地震とITシステム


地震とITシステムというタイトルだと、BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)、つまり、災害などリスクが発生したときに重要業務が中断しないことの話だと思いますよね。

BCPはとても重要なのですが、今回のテーマは地震の予兆・予知とITシステムの類似性についてです。

内閣府の有識者検討会は5月28日に、太平洋の南海トラフを震源地とする巨大地震の前兆を観測して規模や時期を予知するのは困難だとしました。
予知できないので、防災、減災に官民一体となって取り組みましょうということなのです。

■「予知」と「予兆」

ネットで調べてみると、予知とは、「時系列的にみて、その時点では発生していない事柄について予め( あらかじめ)知ること。 経験則や情報による確定的な予測と異なる」超能力や啓示などの超越的感覚によるものを指すことが多いそうです。

予兆とは、「前触れや前兆、きざしで、特に、未来の事象を示すものとしての、天体・天候・動物・植物などの自然現象に現れる変化」です。地震が起きた後の話で、そういえばあの日の雲はおかしかったとか、あの日の動物の挙動が変だったということですね。

ちなみに、予測とは、「将来の出来事や状態を前もって推しはかること」です。

■地震の予兆と予知

地震でいうところ、予知というのはとても難しく基本的には無理だと言う人が多いようですね。
予測となると言葉の定義からして全く不可能ですが、「過去何百年も地震が発生していないから、いつおきてもおかしくない」というレベルになってしまいます。

■ITシステムの予兆と予知

さて、ITシステムの話ですが、ITシステムのダウンが突然起きてしまうと大変なことなので、SIベンダーやユーザー企業はITシステムがダウンしないように対策をします。

□システムダウンの予知
システムダウンの予知は基本的にできません。キャンペーンをするからトランザクションが増えるだろうとか、TVで取り上げられたからアクセスが増えるだろうというのは、経験則でわかることなので、予測であり予知ではないです。システムに限って言えばシステムダウンは神のみぞ知るということなのです。

□システムダウンの予兆
システムダウンしてしまうには何かしらの予兆があります。ネットワークスループットやCPU利用率、ディスクアクセス数などが通常とは違う数値を示すと、それは何かしらの予兆を示していると言ってもいいです。
そんな予兆を捉えてアクションがとれればシステムダウンを回避できますが、アクションができない、あるいは予兆を捉えられないとなると、システムダウンは回避できません。

□システムダウンの予測
システムダウンする予測はできなくても、ダウンしないような量を予測して対策をとることができます。つまり、最大のトランザクション量やアクセス量を予測(設定)して、その量でもダウンしないようにハードウェアやソフトウェアを設定しておくことができます。


システムダウンしないための予兆検知をシステムで自動的できたらそんなに幸せなことはありませんよね。
これまでの運用監視ツールではできなかった「システムダウンしないための予兆検知」を、サイトラインシステムズの製品は、設定したメトリクス(測定指標)のトレンドを感知して予兆を捉えることができます。

どのような仕組みで実現しているかは次回のお楽しみ!

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